ビットコインとは
ビットコインは2008年に「Satoshi Nakamoto」と名乗る人物がインターネット上に公開した論文をもとに誕生しました。2009年1月にはその論理を実現するソフトウェアが開発され、運用が開始された仮想通貨です。仮想通貨とは文字通り仮想の通貨であり、電子データのみで取引される通貨です。主にインターネット上での取引に用いられ、デジタル通貨とも呼ばれています。
購入単位は「BTC」でそのまま「ビーティ―シー」と読みます。
ビットコインの特徴
ビットコインの大きな特徴としては、ものとして存在しないため、硬貨が存在しません。また、中央銀行といった管理者がいない、発行枚数に上限がある、送金時間が短い、などの特徴やメリットがあります。
ビットコインのマイニング
ビットコインの運用にはマイニング(採掘)が必須になります。取引の承認には膨大な計算量が必要になりますが、それの計算はパソコンで行われます。その、ブロックチェーンに追記していく作業のことをマイニングと呼びます。
様々な細かい部品によって構成されるマイニング機器。その需要が急増し、供給不足が深刻化してきています。
ビットコインと環境問題
近年、地球温暖化や気候変動などの環境問題が年々大きな問題になっていくにつれ、ビットコインの消費する電力の地球への影響が懸念されてきています。
アメリカ電気自動車大手のテスラのイーロン・マスク氏がツイッターでその環境への影響を理由にビットコイン決済の一時停止を発表した際には大きく話題になりました。
しかし、そこにはエネルギー消費と炭素排出量が同等ではないことや、マイニングするコンピューターで使用されるエネルギーの構成を知らなければその排出量を推定することも難しいこともあり、ビットコインが環境に悪影響を及ぼしていると決定づけることが出来ていないのが現状です。マイニングの機械がクリーンエネルギーで賄えるようになることが、目標であるとされています。
ビットコインの今後の予想
ビットコインは将来的にまだまだ伸び、決済通貨としても全国的に普及される未来も来るとされています。
その根拠として、安定した知名度、発展途上国での需要などが挙げられ、今後も価格は上がっていくとされています。
しかし、2020年から世界中に混乱を招いたコロナウイルスの拡大など世の中には想像もできないことが起きることも現実です。そのため、国際情勢の変化や大量の売却が起こり、ビットコインの価格の大幅な暴落が起こりえるという万が一のことも覚えていた方が良さそうです。